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当院の特徴 〜 がん治療

当院の特徴

がん検診

現在の医学、国の衛生管理の進歩により、多くの疾患が克服されてきました。しかしながら、まだまだ克服できていない疾患は多く、そのなかでも、近年の高齢者の死因の第一である悪性新生物、つまり癌の克服が現在の医学の問題点のひとつでもあります。

日本の死因の変化(表1)
  第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
1947年 結核 呼吸器感染症 胃腸炎 脳血管疾患 老衰
1998年 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故

当院では、大和市の推進するがん検診を積極的に行っています。そして、検診にて精密検査となった方にも、消化器内科、消化器外科の専門医の診察を簡単に受診できるようにしております。

 

癌治療の実際

癌は人体の各種の臓器に発生し、それぞれ症状を呈し、治療法も多岐にわたり、各科の連携も大切になります。ですから、すべての治療を簡単に一つの病院で加療することはなかなか困難になってきています。しかしながら、当院では、近隣の病院に比較しても多数の消化器内科、消化器外科の専門医を有し、消化器癌については、検診にて異常発見後の精密検査、そして診断後の内視鏡治療、手術を含む外科治療、化学療法(抗がん剤治療)が当院ですべて行える体制にしております。治療方針についても、現在学会の提唱する癌治療ガイドラインがあり、当院での治療方針も基本的にはこのガイドラインにのっとって行われます。

前立腺癌、乳癌、肺がん等についても可能な限り、当院での精査、診断を心がけ、適切な治療可能な病院への紹介に努めております。

以下簡単に症例を提示致します。

胃癌には、バリウムによる食道胃透視検査、もしくは上部消化管内視鏡が施行されます。臨床の現場では、組織検査まで一回ですむ上部消化管内視鏡が選択されることが多いです。表2に、ほぼ無症状で検診発見された早期胃ガンの症例をお見せします。この症例は精査の食道胃透視でも病変が描出できず、内視鏡でのみ発見できる病変でありました。発見精査後、根治手術が施行されました。

表2

 

大腸癌には便潜血反応、その結果により大腸内視鏡が施行されます。表3には腹痛にて発見された大腸癌を提示します。この症例は、腹痛、腹満という腹部症状があり精査にて進行した大腸癌が発見され、根治手術が施行されました。このように有症状の患者さんは、表3のようにバリウム注腸検査、CTにて明らかに描出される病変として、進行したかたちで発見されることが多く根治手術が可能なことも多いですが、再発症例もすくなくありません。早期癌の60%は無症状であるとの報告もあり、やはり早期発見には検診はかかせません。

表3

 

肺癌では、胸部レントゲン検査と高危険群のかたに喀痰細胞診、その後必要に応じて肺CTを施行します。表4に肺炎を契機として発見された肺ガン症例を呈示します。この症例は残念ながら手術施行されましたが進行がんでありました。

表4

 

肝臓・胆のう・膵臓癌には腹部超音波を行います。さらに必要に応じてCT、MRI検査を行います。

最近増加してきている乳癌には視触診、マンモグラフイー、必要により超音波検査を行います。我が国の最近の統計では、乳癌に罹患する女性は一年間に3万5千人を越えるようになりました。これは女性の30人に一人が一生のうちで乳癌になる計算です。乳癌の急増の背景には結婚、出産の高齢化、母乳を与えない女性の社会進出と関連があります。このため、乳癌の発生を現在では予防することは現実的には不可能なので、検診による早期発見以外に乳癌死を減少させることはできません。実際に検診システムの発達した米国などでは、ここ数年乳癌罹患率は上昇していますが、死亡率は減少しています。

このように癌による死亡率を改善するには、検診受診により少しでも早期の状態で発見することが大切と考えられます。皆様も当院での検診システムを利用していただきたいと考えています。